2020年8月12日 おかもと整形外科
五十肩になったら、どうしたらいいの??
こんにちは。リハビリテーション科 理学療法士の田村です!
梅雨が明けて、ついに本格的な夏になりましたね。しかし、暑い…
こまめに水分を取って熱中症に気をつけましょうね。
さて、本題に入りますが、
『五十肩』って聞くと、どんな症状を思い浮かべますか?
・肩が上がらない
・痛みがある
・服を着るのが難しい
こういった症状を思い浮かべましたか?
そうなんです。
実際、これらを訴えて来院される方が多くいます。
しかしその一方で、いずれ治ると我慢している方も多くいます。
果たして我慢して良いのでしょうか?
そこで今日は、
なぜこうなるのか、何をしたらいいのか、予後はどうなのか、などなど
五十肩 について説明していきます。
○五十肩の原因
五十肩の正式名称は「肩関節周囲炎」です。(日本整形外科学会より)
名前の通り、肩関節の周囲にある組織のどこかに炎症が起こっている状態です。
この炎症が肩に痛みを引き起こしたり、動きを悪くしたりします。
残念ながら、炎症が生じる原因は未だにわかっていません…
では、五十肩には、何をしたら良いのでしょうか。
○何をしたら良いかは、肩の状態によって変わる!!
大切なことは、発症からの期間と肩の状態です。
五十肩には、急性期、拘縮期、回復期という3つの病期があります。
急性期は、夜間時に痛みがあることが特徴で、何をしていても痛みがあります。
拘縮期は、痛みがある程度落ち着きますが、肩が上がらない状態になります。
回復期は、痛みの消失と肩関節の可動域の回復が見られます。
今がどの時期かを知り、適切な対応をすることが大切です。
具体的に、痛みがある場合の対処法をご紹介します。
上の写真は、当院の「肩関節痛に対する生活指導」のパンフレットから抜粋したものです。
お求めの方は、当スタッフにお申し付けください。
では、五十肩はよくなるのでしょうか?
○五十肩の予後
朗報です!
五十肩は、基本的に 自然経過で良くなる とされています。
しかし、現実は人によって回復のスピードは様々で、1年以上かかる方もいます。
そこで当院では、一人一人の肩の状態を把握した上で、適切なリハビリを行うことで回復を促しています。
実際、個人的な経験則ですが、我慢せず早期に受診しリハビリを受けて頂いた方は、短期間で改善する印象があります。
○早期受診をお勧めします
自然経過で良くなるとされていますが、その肩の痛みが本当に五十肩かはわかりません。
別の疾患の可能性もあります。
適切な診断のためにも受診し、病期の把握とリハビリを受けることをお勧めします。
最後に、肩関節は痛みを出さないのが基本です。
当院ではそのアドバイスができます。
我慢せず早期のご来院をお待ちしております。
おかもと整形外科クリニック
Tel:082‐280‐1123
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