2025年6月30日

高齢者はなぜ熱中症になりやすいのか?

おかもと整形外科クリニックデイケアの本宮(ほんぐう)です。

今年は梅雨が早々と過ぎ去り、夏が長くなりそうで大変ですね。

毎日のように高齢者が熱中症で搬送された等のニュースが流れていますが、なぜ高齢者は熱中症になりやすいのでしょうか?

その理由を知っておくことで熱中症対策をより意識するようになるのではないでしょうか?

①体温調節機能の低下

体温が上がると、血管が拡張することで熱を外に放出しようとする機能が体には備わっています。また、汗をかくことで体温を下げようとしてくれます。しかし、高齢者はこれらの体温を調節する機能が低下するため、体内に熱がこもりやすくなります。

暑さや喉の渇きを感じにくい

高齢者は温度を感じる感覚が鈍くなるため、エアコンを嫌がる方が多く、使用が遅れるケースが多々あります。また、喉の渇きも感じにくくなるため、水分補給が不足しやすくなります。

③体内の水分量減少

高齢者は体内の水分量が少ないため、若者と同じ水分量が失われたとしても、その比率が高くなってしまうため、脱水状態に陥れやすくなります。

感覚や体の機能が低下することで暑さや喉の渇きが感じにくくなるため、対策としては感覚に頼るのではなく、数値で判断していく事が熱中症対策になると思います。

30℃になるとエアコンを使用する。

朝、昼、夜に(ペットボトル各1本<500㏄>)は飲むようにする  など

あと3ヶ月は夏日が続くため、例年以上に熱中症対策を意識していきましょう!

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2025年6月12日

6月の体のだるさ対策

おかもと整形外科クリニックデイケアの本宮です。

とうとう梅雨に入ってしまいました。

この時期、体の不調を訴える方が非常に多くなってきます。

もしかすると、自律神経のバランスが崩れているかもしれませんよ!

梅雨時期には、低気圧や湿気、温度のアップダウンなどがあるため、自律神経のバランスが崩れやすいと言われています。

自律神経とは、交感神経と副交感神経と言うものから成り立っていますが、

交感神経は体を動かすときに活発化し、副交感神経はリラックスした時に内蔵の働きに関係しています。

この両極端な神経の働きのバランスが崩れると、体のだるさやめまいなどを生じやすくなります。

では、この自律神経のバランスをどうやったら整えていけるのでしょうか?

それは、規則正しい生活です。

朝起きて朝日を浴びる事で体内時計がリセットさせると言われています。

そして、朝食を食べる事で内臓が働き、決まった時間に食事を行う事で体内リズムが整ってきます。

また、適度な運動も大切で、交感神経にいい刺激を与えてくれます。

夏バテなども自律神経のバランスが崩れて生じるため、今から4カ月は規則正しい生活に気を付けてみましょう!

4カ月も続けていれば、きっとより良い規則正しい生活が身に付き、体調も整ってくるものと思います。

自律神経のバランスを整えて、体の良い状態を維持していきましょう。

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2025年5月20日

意識を使った運動

おかもと整形外科クリニックデイケアの本宮です。

暑くなってきましたが、体調を崩したりしていないでしょうか?

今回のテーマは「意識を使った運動」です。

みなさん、運動する時、何を考えて運動していますか?

運動の目的を考えて行うことで、効果は飛躍的に出やすくなります。

例えば、スクワット運動をしている時に、膝がつま先に対して内に入ってしまうとします。

この時、膝が内に入らないように「意識」して行うと、つま先に対して膝が真っすぐ出るように筋肉が働くようになってきます。

立ち座りするときに、どうしても左に体重がかかりやすいとすると、

体重が左右均等にかかるように「意識」して立ち座りをする。

この「意識」が非常に重要です。

何も考えずに運動を行うと、ただ体を動かすだけとなり、もしかすると変な癖がついてくるかもしれません。

運動は明確に目的をもって「意識」して行うと効果が高まるので、是非試してみてください。

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2025年4月11日

正しいストレッチできていますか?

おかもと整形外科クリニックデイケアの本宮です。

温かくなったので、活動量も多くなってきているのではないでしょうか?

冬の間動いていなかった方は、体が硬くなっているかもしれませんね。

今回はストレッチについてのお話です。

ストレッチを行っても自分は体が硬いからやっても柔らかくならないと思ったことはないですか?

それは、もしかしたらストレッチの方法が間違っているのかもしれません。

シニア男性緑 伸脚

ストレッチは反動をつけて行うイメージがあるかもしれませんが、実はストレッチは止めて伸ばす事が大切です。

しかも、痛くない範囲で止めて20秒、筋肉が伸びるのを待つ!

痛いところまで伸ばしていく方が多いと思いますが、実はこれが本当に筋肉が伸びるストレッチです。

また、高頻度に行った方が良いため、ながら作業で行うのがお勧めです。

テレビを見ながら・・・

お湯が沸くまでの少しの時間・・・

バスの待ち時間・・・  などなど

高頻度で行うには時間を決めてではなく、いつでも合間を見て行う事がコツです。

ぜひ試してみてください。

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2025年2月18日

痛みがあるから動かないは間違っています。

今回のお題は「痛みがあるから動かないは間違っています」と書いていますが、不思議と思った方も多いと思います。

これは、痛みを押して動きましょうという事ではなく、

「痛みがない程度で動くようにしましょう」という事です。

最近言われているの事の代表としては、

ぎっくり腰でも痛みのない範囲で動いた方が良いとされてます。

ぎっくり腰でどう動くの?と思いますが、

仰向けで寝ていて足の曲げ伸ばしは痛みなく出来るのであれば、その痛みなく動ける部位を動かすという事です。

肩が痛いにしても、何もしていないと、足腰が弱くなってしまいます。

痛みを指標として動くことは、患部の循環も良くなり、患部以外の機能低下を防ぐためには非常に大切です。

洗濯物を干すにしても、方法を変えると痛みがないのであれば、方法を変えて動きを確保するのも良いと思います。

痛みがあっても、痛みを指標として動くようにする事が機能低下を防ぐことに大切なので、安静にしすぎないようにご注意下さい。

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2025年1月24日

横になっている時間が長くなっていませんか?

寒い日が続いていますが、皆さん温かい時と比べて横になっている時間が長くなっていませんか?
特にコタツがあるとすぐに横になってしまっているのではないでしょうか?
横になる時間が長くなると筋力が低下しやすくなってしまいます。
筋肉には抗重力筋と言われる筋肉があり、それは文字通り重力に抗して働いている筋肉です。
抗重力筋には、太もも(大腿四頭筋)ふくらはぎ(下腿三頭筋)背筋 (脊柱起立筋、広背筋)、腹部(腹直筋、腹横筋、腹斜筋、腸腰筋)お尻(大臀筋)など多くの筋肉があります。
この筋肉が弱くなると全身が重くなるのが分かると思います。
そうならないためにどうするか?
それは簡単です。
重力に抗して働いている筋肉なので、重力がかかるようにしてやるとこれらの筋肉は勝手に働いてきます
・・・という事は、起きているだけ、立って何かをするだけでこれらの筋肉は勝手に働くのです。
温かい時期と比較して横になっている事が多くなっていると感じている人は、もしかすると体が重くなったと感じたことがあるのではないでしょうか?
もしかすると横になりすぎているのかもしれません。
寒い日は続きますが、できるだけ横になる時間は少なくなるように気を付けましょう。
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2024年12月25日

餅を喉に詰まらせないために

おかもと整形外科クリニックデイケアの本宮です。

もう年末ですね。

年末年始のお休み中、ニュースで餅を喉に詰まらせるという内容を必ず見ます。

このようなことにならないように、どういった対策をすればいいのでしょうか?

1つは、「餅を食べることに集中する」です。

家族が集まると会話も弾むと思いますが、話しながら食事をすることで喉に詰まる危険性が大きくなります。

せめてお餅を食べる時だけはお持ちに集中しましょう。

2つ目は、「小口に食べる」です。

お餅を大きくほおばって食べたい気持ちも分かりますが、大きなお餅を口の中に入れて、口の中で細かく嚙み砕いて食べるのもリスクとなります。

口に入れる前に、小口で小さく食べていく事で、大きなお餅を喉に詰まらせる危険性を少なく出来ます。

3つ目は「姿勢」です。

姿勢が悪い状態で物を飲み込むと、喉の筋肉が働きにくいため、飲み込むのに抵抗がかかります。

これも喉を詰まらせる要因となってしまうので、姿勢よく食べる事が大切です。

喉に詰まらせないようにして良いお正月を送りましょう。

良い年をお迎えください。

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2024年11月12日

骨を強くするために

おかもと整形外科クリニックデイケアの本宮(ほんぐう)です。

寒くなってきましたが、運動量は落ちていないでしょうか?

運動量が落ちると、骨への刺激が少なくなるため、骨が弱くなってくるかもしれません。

骨は他の組織と同じく、新陳代謝を行っています。

そのため、骨に刺激がなければ、新陳代謝の時に「手抜きして作っても大丈夫!」とすぐに手抜き工事が始まります。

骨を強くするためにカルシウムを摂取している方も多いかもしれませんが、骨をコンクリートの柱とすると、コンクリートだけで作られた柱は硬いだけで壊れやすいのがイメージできるのではないでしょうか?

骨を強くするためには、実はその中の骨組みが大切です。

骨組みにコンクリートを刷り込んで作られた柱の方が丈夫ですよね!それと同じです。

その骨組みを強いものにするために骨への刺激が必要となってきます。

寒くて運動ができない時にも、この骨に刺激を加えたら良いという事さえ分かっていれば、簡単に骨を強くする方法があります。

それは、手すりを持ってつま先立ちになり、そこから踵をストンと落とす運動です。

踵から地面からの刺激が背骨まで伝わり、いい刺激が骨に伝わります。

いつでもできる運動なので、ちょっとした合間に行ってみてはいかかでしょうか?

ぜひ行ってみてください。

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2024年10月10日

我慢しない体温調整が必要です

おかもと整形外科クリニックデイケアの本宮です。

10月に入りましたが、日中はまだまだ暑い日が続いていますね。

その分、朝・夜との温度差が大きな時期になっています。

皆さんは「朝少し肌寒くても、すぐに温かくなるから半袖で良いか!」など

少し我慢して過ごしていませんか?

こんな時に大切なのアイテムが「羽織もの」です。

寒かったら着て、温かくなったら脱ぐ

当たり前のことかもしれませんが、この細かな体温調整を我慢ではなく、羽織ものを使って行うことで、

自律神経への負担を軽減することができます。

一日の温度差が大きくなって、「最近体の疲れが取れてないな~っ!」と感じる方は

もしかすると、うまく体温調整がうまくいっていないのかもしれません。

「我慢しない」事が一番大切なので、自分が今どう感じているか?を意識しながら生活していく事は体調管理に大切です。

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2024年7月22日

熱中症対策について

梅雨が明けた途端に日差しが強くなり、本格的に熱中症対策が必要な時期になりましたね。

熱中症対策と言えば、エアコンの使用や水分補給ですが、他にも大切な事があります。

それは、熱中症の症状を知っておくことです。

熱中症の初期症状は、体が重い感じがしたり、少しだるい等の症状で、立ちくらみ等のめまいなども出てきます。

この時に、熱中症だと早く気づいて対応することが、重症化予防に非常に大切です。

熱中症の症状が進んでしまうと、体のだるさが強くなり、嘔吐なども生じるようになってきます。この状態で熱中症の対応に入ると、初期段階で対応するよりも回復が遅くなるので、如何に初期段階で気づくことができるかが大切です。

熱中症がここまで進行した時に、もう一つ大切なことが、特に一人暮らしの方は、家族や友人など、周りに今の状態を知らせておくことが重要となってきます。

なぜなら、この症状がさらに進んでしまうと、意識がなくなる危険性が出てくるためです。

意識がなくなると、もう何もすることができません。

①初期段階での対応が早期回復には大切

②中等度の段階では、周りに状態を知らせておく。

この2点は大切なので、覚えておきましょう。

まずは熱中症にならないことが一番なので、エアコンの使用と水分補給はしっかり行っていきましょう。

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