2020年8月16日 おかもと整形外科
腰椎椎間板ヘルニアとは?
おかもと整形外科クリニック理学療法士の西村です。
今回は、腰椎椎間板ヘルニアという疾患について説明していきたいと思います。
ヘルニアという言葉はよく聞くことがあると思います。
ヘルニアとはどのような状態なのか、なぜヘルニアになるのかご存じでしょうか?
日本整形外科学会より、腰椎椎間板ヘルニアとは、背骨(椎骨)の間でクッションの役割をしている椎間板という組織が、
後方へ飛び出し神経を圧迫することで症状が出現します。
腰椎椎間板ヘルニアになる要因
日常生活での椎間板への負担が蓄積されることで発症します。
中腰などの悪い姿勢での動作や作業、加齢、肥満や喫煙などによりヘルニアが起こりやすくなることが知られています。
腰に負担のかかる要因としては、重量物の持ち上げ、スポーツ、肉体労働、外傷などがあり、活動性の高い20代~40代の男性に多くみられます。
症状としては、腰痛をはじめ、片側の下肢のしびれや痛み、放散痛、力が入りにくいなどが特徴です。
腰痛のほかに、片側のお尻や足にかけてしびれや痛みが出現した場合には、腰椎椎間板ヘルニアの可能性があります。
多くの人は、前屈をした際に痛みやしびれが増強します。そのため、ヘルニアを疑う場合には、立った状態で前屈をしてみてください。
前屈をして痛みやしびれが強くなったり、症状が強い場合などは、一度当院に受診してみて下さい。患者様の状態に合わせてリハビリを提供します。
自宅・職場での腰痛予防(物を持つ動作)
✖ 悪い例 〇良い例
✖ 左の方法では、膝が伸びた状態で下肢の力を使うことができず、
腰への負担が強くなります。
〇 右の方法では、膝を曲げることにより下肢の力も使うことができて、
腰への負担が軽減されます。
腰を痛める人は、物を持つ際に左の方法で行っている人が多いです。
腰痛予防のためにも右の方法で物を持つようにしましょう。
腰の痛みでお悩みの場合は、迷わず受診することをお勧めします。
理学療法士と相談しながらリハビリをしていきましょう。
日本整形外科学会より引用
(https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/lumbar_disc_herniation.html)
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