リハビリって何をするの?
2020年8月24日 おかもと整形外科
みなさんこんにちは!
おかもと整形外科クリニックの理学療法士の三戸です。
当院でのよくある光景として・・・
医師「さて、ここがこういう状態なので痛みの原因はここにあると考えられます。
薬を使って炎症を抑えましょう。さらに今日からストレッチなどのリハビリを行っていきます。
では、リハビリ室へ行きましょう!」
患者様「リハビリ?薬と湿布くらいかと思ってた。何をするんだろう?」
なんて会話が繰り広げられることがあります。
また、逆に「リハビリをしっかりしてくれると聞いて」と
遠方から当院へわざわざお越し下さる患者様もいらっしゃいます。
今日は当院でおこなっている理学療法を中心としたリハビリについて
ご紹介させて頂きます。
リハビリの流れ
1.医師の処方
まずは診察にて画像検査や問診、整形外科的検査などを踏まえて
医師がリハビリの必要性を判断し、リハビリの処方を出します。
(薬と同じようにリハビリもやはり「医師の処方」ありきなのです)
2.リハビリ室にて理学療法評価
医師の処方のもとに担当の理学療法士が
現在ある症状や日常生活で困っていることなどを問診していきます。
問診では症状に関係のありそうな生活での動作や仕事との関連性、
学生さんであれば、部活動の練習の様子や競技のことについてなど
様々なことをうかがい、リハビリの目標を設定していきます。
(こうした問診という会話を通じて患者様と目標を共有したり、
患者様がご自身の身体について分かって頂くことができます)
そして、症状の出る動きなどを実際に行ってもらい、
動きと症状の関連性を評価していきます。
歩くことや、必要に応じてランニングマシンを使っての評価、
野球のピッチャーであれば、投げる様子などを見させていただきます。
(理学療法士は動きの専門家なのです!)
そしてさらに問題のある関節の動きや筋力などを細かにチェックしていき、
動きと症状の関連性をより具体的に評価していきます。
(そうした中で患者様へご自身の身体の強みや弱みなどをお伝えしていきます)
3.徒手療法や物理療法
理学療法評価によってわかった筋力の弱さや体の固さなどの問題点に対して、
ストレッチや関節の動きを促す施術、電気治療などを行い、
まずは動くために必要な身体の環境を整えていきます。
4.運動療法
ストレッチやマッサージで症状や症状に関連する悪い動きが改善するわけではありません。
「自分で自分の身体をコントロールすること」が当院の目指すところです。
動きやすい環境を整えたうえで、自裁に望ましい動きを身体に学習させていきます。
弱くなっている筋肉の強化や動きの練習など様々なエクササイズを組み合わせていきます。
こうしたエクササイズを通じて、症状が軽くなり、動きやすくなる、
という事を実感していただくことを常に考えてリハビリを提供しております。
5.セルフエクササイズ指導や日常生活指導
さらに重要なのは、ご自宅でも継続してストレッチ等の運動を行って頂くことです。
パンフレットなどを用いて、自宅でおこなって頂きたいエクササイズの説明や
症状を悪化させないための生活での工夫などをお伝えさせて頂いております。
セルフストレッチの例:自宅で出来るエクササイズ~大腿四頭筋~
生活上の注意点の例:五十肩になったら、どうしたらいいの??
さらにおかもと整形外科クリニックでは、運動を行う環境として
Okamoto Re Conditioning Service :ORCS(オークス)
を併設しており、積極的な運動の提供を実施しております。
このようにおかもと整形外科クリニックでは、
患者様に少しでも自分の身体のことを分かって頂くとともに、
ご自身で身体をコントロールしていくことができるように
なっていただくことを目指してリハビリを提供しております。
お困りごとがあれば、ぜひご相談下さい!
おかもと整形外科クリニック
Tel:082‐280‐1123
ホームページアドレス
おかもと整形外科クリニック: http://okamoto-seikei.jp/
おかもと訪問看護リハビリステーション:http://okamoto-seikei.jp/houmonkango/index.html
オークス上深川(デイサービス):http://okamoto-seikei.jp/orcs_kamifukawa/index.html