2020年9月28日 おかもと整形外科
歩き始めや階段で膝が痛いのはどうして? ※中高年の方は必見です!
こんにちは。リハビリテーション科、理学療法士の田村です。
今日は、中高年に多い 膝の痛み について、お話ししていきます。
歩き始めや階段で膝が痛いのは、膝が変形していることが原因かもしれません。
詳細や対処法が気になる方は、そのままお読みください。
○この記事の要点
・中高年になると膝の関節が劣化し変形する
・変形しても必ず手術をするわけではない
・運動によって、膝の痛みが改善することが世界的に証明されている
・膝の痛みには、リハビリを通じて自分の体に合った運動を行うことが大切
○膝に何が起こっているの?
中高年に多い疾患の一つに、「変形性膝関節症」というものがあります。
これは、関節の間にある軟骨がすり減ってしまい、骨が変形している状態です。
いわゆるO脚になっている方が多いですね。
では、軟骨がすり減る原因はなんでしょうか。
大きく2つあります。
それは、 老化 と 肥満 です。
老化と聞いて、なんだやっぱりか…というため息が聞こえてきそうが、
残念ながら、やはり老化は軟骨の弾力を失わせます。
そして肥満も非常に良くありません。
実は、歩くとき膝には体重の3倍の負担がかかると言われています。
僕は65kgなので、195kgの負担が膝にかかっているんですね…
○変形したら手術しかないの?
結論から言うと、NO!です。
変形していても痛みがない人は沢山います。(7〜8割は痛くないと言われています。)
変形が強くても、運動と減量で痛みが軽減する可能性があります。
手術は選択肢の一つですが、必ずしも 変形=手術 ではないことは知っておいてください。
手術の必要性については、医者に相談してみましょう!
○膝の痛みはどうしたら改善するの?
もうお分かりの方もいると存じますが、
運動療法 と 減量 です!!
これらに効果があることは、日本整形外科学会も理学療法診療ガイドラインも示しています。
まずは、痛みのない範囲で、ウォーキングやスクワット、ストレッチなどを実施してみてください。
ストレッチについては、当院のブログに既に挙げられているので、ご参照ください。
しかし、膝の変形の程度、痛みの状態、生活環境などから、お一人お一人で運動の内容が異なってきます。
膝の痛みが気になった際は、当院への早期受診をお勧めします。
あなたのお体にあった必要な運動をご提案します!
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