腰部脊柱管狭窄症
2020年10月13日 おかもと整形外科
おかもと整形外科クリニック理学療法士の西村です。
今回は、腰部脊柱管狭窄症という疾患について説明していきたいと思います。
腰部脊柱管狭窄症とは?(日本整形外科学会より)
加齢や労働、背骨の病気による影響で変形した椎間板と、背骨や椎間関節から突出した骨などにより、
脊柱管が狭くなり(狭窄)、神経が圧迫され症状が出現します。
脊柱管とは、背骨、椎間板(骨と骨の間にあるクッションのようなもの)、
関節、靭帯などで囲まれた脊髄の神経が通るトンネルのことです。
症状は?
腰部脊柱管狭窄症の特徴として、間欠性跛行というものがあります。
間欠性跛行とは、歩行と休息を繰り返す症状です。
長い距離を歩くことで下肢の痛みやしびれが出現するため、休息が必要になります。
前かがみや、腰かけるなどのように少し休むとまた歩けるようになるのが特徴です。
予防や自宅で出来ることは?
日常生活での姿勢を正しく保つことが大切です。
この疾患は、身体を後ろに反ると症状が出現しやすいため、
少し前かがみの姿勢をとると症状が和らぐことが多いです。
反り腰になる人は、大腿の前の筋肉が硬くなっていることが多いです。
以前、大腿の前の筋肉のストレッチの方法を紹介しているので、
こちらを参考にしながらご自宅でもストレッチを行ってみてください。
長時間あるくことができなくなった、下肢の痛みやしびれが気になるなどあれば、
迷わず受診することをお勧めします。
理学療法士と相談しながらリハビリをしていきましょう。
日本整形外科学会より引用
(https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/lumbar_spinal_stenosis.html)
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